COLUMN

知識 |2021.10.22

美容師が【デトックス】について解説!「デトックスとは?」「効果」「オススメ方法」

「なぜデトックスが必要か」



「本来の自分のカラダを取り戻す」


 

こんなことを感じていませんか?


「疲れやすくなった」「顔やカラダがむくむ」


「肌のコンディションが悪い」「太りやすい」など


 

もしかしたら、体内の働きが衰え


カラダに毒素を溜めてしまい


トラブルを引き起こしているかもしれません。


 

そんな時に【デトックス】を行うことで


カラダを正常な働きに戻し、


活性化させることがオススメです!


 

「デトックスのやり方が分からない」


「どんな効果があるの」「なにがオススメなの」


といった疑問に対して解説!


「デトックスとは?」「効果」「オススメ方法」などについて


お伝えしていきます♪

そもそもデットクス【とは?】

「デトックス」=「解毒」

 

「毒・毒素」 = 「体内にたまった有害物質や老廃物」

 

まずデトックスというと特別なことのように思えますが、

本来正常に機能しているカラダであれば

常に行われていること。

食べ物を食べたらカラダが消化機能を働かせるように

デトックスも人のカラダに備わっている機能です。

しかし体内に取り入れる有害物質が多すぎると、

排出が追い付かなくなってしまうことがあります。

 

「日々の疲れやストレス」「エイジング」

「食事からの食品添加物」

「野菜・果物についてる農薬」

「たばこや排気ガスなどに含まれる有害物質」

日々の何気ないことからも影響を受け

カラダの排出・デトックス機能が低下することで

毒素を体に溜めてしまいます。

 

またどんなに食生活に気をつけて

最新の空気清浄機を使っていても、

私たちは毒素から完全に逃れることはできません。

 

そのため毒素を取り入れてしまう以上、大切なのは

「毒素をためない・排出する」=「デトックス」なのです。

 

生活習慣においてデトックスを行う事で

「本来のカラダの働き」を取り戻すことができます。

デトックスを【する前に知っておきたいこと】

【デトックス期間について】

デトックスの期間ですが、

体調やカラダの状況に合わせることをオススメします。

たとえば、「集中デトックスとして3日間行う」

「まずは試しに1週間やってみる」

「しっかりデトックスしたいから3週間トライする」など。

ですがやりすぎは良くありません。

最大でも3週間を目安にしていただければと思います。

 

【毒の排出経路】

カラダの、毒の排出経路は限られています。

最大のデトックス経路は「便、尿」カラダの毒の半分以上が排泄されます。
残りが「汗、皮脂、垢、爪、髪、唾液」などから排泄されるというカラダの仕組みになっています。

 

【カラダのサイクル】

カラダは本来、

決まったサイクルで活動するようになっています。

朝に目覚めて活動し、夜には眠ってカラダを休める

という1日の流れに合わせて

カラダのさまざまな働きをして心身の健康を保っています。

 

このサイクルは食事や排泄とも関係があるので、

デトックスをする際にはこのリズムを

理解しておくと良いでしょう。

カラダのリズムに合わせて排泄や消化、

吸収などを行うようにすれば、

カラダに余分なものを溜め込みにくくなるはずです。

 

《カラダのサイクルのイメージ》

☆朝4時~正午「排泄の時間」

午前中は、カラダに溜まった

老廃物を排除してリセットする時間。

この時間カラダは、

食べ物を消化・吸収する準備は整っていません。

 

朝食に重いものを食べてしまうと

消化にエネルギーを費やし、

排泄する力が落ちやすくなり、

胃腸にも負担がかかってしまいます。

 

午前中にしっかりと排泄するためには、

あっさりとした和食や果物などがおすすめです。

 

☆正午から夜8時「消化の時間」

午後は消化能力が高まり、

体が必要な栄養素をしっかりと摂取できる時間です。

カラダが1日の中で活動的になっているときなので、

栄養のあるものをしっかりと食べましょう。

 

この時間帯は、少しカロリーの高いものを食べても

エネルギーに変えることができるでしょう。

(特に午後2時~4時頃が食事・おやつを食べるのにオススメ)

 

ただし、油断は禁物!!!

基本的には野菜・果物などを中心とした

栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

 

☆夜8時から朝4時「吸収の時間」

日中に摂取した栄養を吸収しながらカラダが休む時間なので、

夕飯は夜8時までに済ませるのが理想です。

 

「魔の太る時間帯」とも言われるこの時間に入ったら、

食べ物は口にしないようにする事をオススメします。

 

吸収のサイクルに入る前の夕飯の量はできるだけ少量で、

なおカロリーも控えめにした方が良いでしょう。

 

この時間に空腹を保っておくと、

カラダが1日のリセットをし

朝の目覚めの違いがでてきます。

私にはデトックス必要?【デトックスチェックリスト】

気ではないけれど、イマイチ体調が優れないという方は、
体の中にゴミがたまっているか、

デトックス機能が上手く働いていない可能性があります。

自分は当てはまるかどうか、

下記の表でチェックしてみましょう。

 

《体にゴミ(老廃物)が溜まりやすい》

□ 喫煙者また、家族・周囲の人が吸っている

□ 水(ジュース・お酒除く)をあまり飲まない

□ よくカラー・パーマなどの髪の施術を受けている

□ 運動してもあまり汗が出ない

□ 添加物入りの食品や加工品をよく食べる

□ 食品表示を見ないで買い物をする

□ ストレスを感じる・感じやすい

 

《こんな症状感じてませんか?》

□ 手足・カラダ全体むくみやすい

□ お腹にガスが溜まってハリがち

□ 風邪を引きやすくなった

□ カラダが冷えやすい

□ 喜怒哀楽が激しい

□ やる気・気力が出ない

□ 集中力の持続力がない

□ 疲れやすい・倦怠感がある

□ 口臭や体臭を指摘された

□ シワやシミが増えてきた

□ 肌の荒れ・顔のくすみが気になる

□ 今までなかったシミを発見した

□ 口内炎ができやすい

□ 抜け毛・髪のツヤ、ハリがない

□ 便秘が続いている

□ 太りやすくなった・生活変化はあまりないが体重が増えた

□ 痩せにくくなった

□ 寝ても疲れが取れない

チェックリストの中で一つでも当てはまるものがあれば、

それはあなたのカラダからのSOSです。

 

また特に、今の状況が以前とほとんど

変わらない生活を送っているのにも関わらず

カラダの不調を感じているようなら、

カラダが正常に働いていないのかもしれません。

 

そんな時は「デトックス」を行って

カラダに溜まった毒素の排出をお手伝いしてあげましょう。

デトックスをすることで【カラダに起こる変化】

◎内臓器官が浄化され、新陳代謝が良くなる

◎美肌・健康肌になる

◎むくみ解消・カラダのラインがきれいに

◎頭がクリアになり、集中力・やる気のアップ

◎カラダの冷えや不調が改善される

◎体力がアップし、疲れ・倦怠感がなくなる

◎不眠解消・睡眠が質が高まり、深い眠りにつける

◎髪のツヤ・質感がよくなる

デトックス方法【その①】いい睡眠をとる

日ごろから睡眠をしっかりとることは大切です。

デトックス期間中は、より睡眠が大切になってきます。

 

デトックスを通して毒を出すという行為自体が

エネルギーを使うため、

デトックスをはじめて数日は

より体のだるさを感じたりすることもあります。

 

それほどのエネルギーを使うため、

カラダを休息させてあげないと

デトックス効果が半減してしまうからです。

 

しかし、デトックスを始めた頃のカラダのだるさは

良いサインでもあります。

カラダが毒素排出をスタートさせて

エネルギーの使用量が増えたため感じる症状。

 

なので効果を最大限に引き出すためにも、

眠気やだるさを感じたら無理せずにカラダを休めてあげましょう。

デトックス方法【その②】たっぷり水を飲む

デトックスの基本ともいえるのが、

排便と排尿です。

排便と排尿をスムーズに行い、

カラダに老廃物を溜めないようにしていきましょう。

 

また人のカラダは、ほとんどが水分でできています。

そのため水分はカラダにとってなくてはならないものです。

デトックスをする・しない関係なく

普段から水分を多めに摂取することを習慣化し

カラダの巡りをよくして

老廃物を排出しやすくしていく事も大切です。

 

水分をとるタイミングですが、

食事と一緒にではない方がいいとされています。

食事中に水をたくさん飲むと、

食べ物を飲み込みやすくなるため唾液の量が減り、

消化に負担がかかりやすくなります。

 

【水】
デトックスで飲む水は水道水よりも

ミネラルウォーターがおすすめです。

 

規則正しい排便・排尿習慣をつけるために、

1日に最低でも1リットル、理想は1.5~2リットル

の水分をとることを基本としましょう。

 

お水の種類は、硬水のほうがデトックス効果は

高いのですが、

日本人の体質には合わなくて

下痢を引き起こしてしまう場合もあります。

また、急に冷たい水を飲むと

お腹を壊してしまう可能性があります。

 

水を飲むときは常温のお水で

一気に飲まない・少しずつこまめに飲むようにしましょう。

喉が渇く前に水分補給をすることもポイントです。

喉が渇いたと感じるときには、

体はすでに脱水状態になっています。

 

スポーツドリンク・ソフトドリンクは

糖質が多いのて避けましょう。

またお茶であれば、

カフェインが入っているものは

解毒の負担になるため

ノンカフェインのお茶・そば茶

ルイボス茶などがオススメです。

 

【白湯】
白湯は水を沸騰させ、

飲みやすい温度まで冷ましたお湯です。

飲む量に関してはマグカップ1杯分くらいの量でOKです。

 

水のデトックスとの違いは白湯を飲むことで

カラダ・臓器があたたまり、

腸の動きがよくなります。

そのため白湯は朝起床後、

最初に飲むことをおすすめします。

 

朝1番のあたたかい白湯は体の中に染みわたって

腸の動きが活発になるのを実感できます。

冷え性の方には特におすすめの方法です。

 

また便秘解消にも期待できます。

内臓が温まると基礎代謝があがるので、

白湯だと準備も簡単なので毎日の日課として

ダイエット中の方も習慣にすることをオススメです。

デトックス方法【その③】野菜や果物など食べ物への意識

精製された食材は栄養価が低く、

精製の段階で添加物が使われている可能性があります。

よって、デトックスとは真反対の

毒素を溜め込んでしまうのです。

 

【旬の食材】

まずデトックスが期待できる食材を意識的に

メニューに取り入れることを意識しましょう。

デトックスにはミネラルやビタミン、

食物繊維の摂取を心がける、

季節の野菜や果物を食べる事もオススメです。

 

体のリズムを季節に順応させ強い体にしていく、という効果があります。

 

通年で手に入る食材でデトックス効果が高いのは、

しいたけやなめこなどのきのこ類も、栄養が豊富です。

また、わかめや昆布、もずくといった海藻類も

デトックス効果があるとされています。

 

【生野菜・果物】

野菜・果物は火を通さずに食べることもオススメです。

また食事の1番はじめに食べるようにしましょう。

カラダが必要とする栄養素で、

ビタミンや食物繊維などが言われますが

その中でも大切と言われているのが「酵素」です。

 

酵素は熱を加えてしまうと破壊されてしまいます。

生野菜・果物は酵素をダイレクトに吸収され、

さらに消化に使うエネルギーが少なくできます。

そのため消化にエネルギーを使わない分内臓機能を

動かす力に回すことができ、

解毒の働きを活性化します。

 

内臓機能の働きを正常化し、

デトックスに必要な解毒スイッチをオンにしましょう。

 

【野菜・果物以外の食材】

魚や鶏、卵はOK!!

ただしあくまでもたくさんの量は控えましょう。

 

また食間に空腹を感じた場合、

ナッツなどもオススメです。

 

【デトックス時、避けたいもの】

赤い肉、白い砂糖、乳製品です。

牛・豚肉は脂肪分が多く、

消化と解毒に時間がかかります。

 

乳製品も、牛乳など

「カルシウムがカラダにいい」と言われますが

含まれる成分の中にラクトース(乳糖)が

消化しにくい成分なので

多量に食べることは気を付けましょう。

 

精製された白い砂糖も排泄に

エネルギーを使ってしまいます。

むくみや血行を悪くしてしまい、

解毒の妨げをする可能性があります。

デトックス方法【その④】マッサージ&ストレッチ

血液やリンパの流れを促すマッサージも効果があります。


「自分でするのはめんどくさい」


「セルフで効果は出るの?」


と思われる方もいらっしゃるとおもいます。


 

しかし5分、10分でもOK!!

意識したいのは、押す・伸ばすポイントを抑えること

と継続して行う事です。

 

カラダのめぐりがよくなると

毒素が溜まりにくくなっていきます。

また、マッサージによって排泄も促すこともできます。

セルフマッサージではリンパをマッサージして

ほぐすことでデトックス効果が高くなります。

リンパマッサージは、

セルフでも気軽に始めやすいです。

 

リンパマッサージは、

お風呂上りや体が温まっているときに

リンパの流れに沿って優しく体を

マッサージするのが良いとされています。

 

またリンパの流れをよくしようと

強く押したり流したりして力を加えると

かえってリンパ管を傷付けてしまうことがあるので

優しくなでるようなマッサージタッチでOK!

痛気持ちいいぐらいで、ご自身で調節しましょう。

 

特に老廃物が体の外に排出する部位である

膝の裏・太ももの付け根

デコルテ・脇の下・耳の後ろなどを押してみると

痛みを感じてり固くなっていることはありませんか?

ゴリゴリと痛みや固さがある場合は

リンパが滞っている証拠です。

 

毎日少しずつリンパを流してあげるようすると

痛みもなくなり、

むくみ解消やデトックスの効果が期待できます。

 

またセルフケアももちろんなのですが、

知識の豊富なマッサージの施術を

受けるのもオススメです。

内側からのケアばかりでなく、

外からの刺激で体の巡りを良くすることもできると

さらに良いカラダの状態に近付くでしょう。

デットクス方法【その⑤】入浴・運動する(=汗を出す)

【入浴】
自宅で毎日簡単にできる


デトックス方法の1つが入浴することです。

暑い日や、忙しくてめんどうな日は、

ついついお風呂はシャワーだけで

済ませてしまっていませんか?

 

お風呂に入るなら浴槽に入ることがオススメです。

 

お風呂に入ってしっかりと汗をかいて

温まることはデトックスだけではなく、

冷え性・むくみなどの予防にもなります。

 

入浴でさらにデトックス効果を期待するなら、

半身浴がおすすめです。

カラダを芯から温められるだけではなく、

汗をしっかりかけるので毒素の排出が進みます。

 

お好みの入浴剤やバスグッズ、

お気に入りの音楽などと一緒に入れば

お風呂の時間が贅沢なリラックスタイムにもなります。

 

入浴することで、代謝・血行が良くなります。

また岩盤浴やホットヨガなどで

汗を流すことも良いでしょう。

 

【運動】

仕事に家事に育児にと忙しい毎日、

ハードな運動は無理ですが軽く体を動かすことは

血流をよくしてデトックス効果もあり、

体力作り、ストレス解消にも良いでしょう。

 

毎日忙しくて運動する時間が取れない

という場合は日々の細かい部分で軽い運動を

取り入れていくようにしましょう。

 

例えば、「朝は1駅多く歩く」

「通勤時自転車ではなく歩いて出勤する」

「エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う」

「家事の合間にすぐできる筋トレをする」など

普段の生活にちょっとした運動を取り入れていくと

いつの間にか体を動かすことが習慣となっていきます。

 

自分に取り入れやすい運動を楽しむようにしましょう。

デトックスの【注意点&まとめ】

デトックスをして手に入れたカラダは

維持していく事も大切です。

 

普段からどのようなものをカラダに

取り入れるのかも重要です。

デトックス前の食生活を思い出し、

見直してみましょう。

 

カラダに溜まってしまう毒となるものを

口にしてしまうとリセットされたカラダが

元に戻りやすくなってしまいます。

食品添加物や

汚染された環境で育てられた動植物の摂取などは

可能な限り避けましょう。

 

デトックス後は、

消化器官も正常な動きに戻っているので

「野菜ファースト」

食べる順番だけでも意識してあげましょう。

 

また、食べすぎや外食続きなどを感じたら、

集中デトックスで

3日間ほど行う事もオススメです。

 

デトックスのコツは、

「季節の変わり目に行う」

「不調を感じたらすぐ行う」

ことも大切です。

不調を感じてデトックスをすることを

先延ばしにしていくと毒素が溜まり内臓機能も低下し

デトックス前と同じ状態に。。。

 

デトックスがいいと感じたら、

「週末に集中デトックス」

「1年に2回ほどのカラダの大掃除」など

続けていくこともしましょう♪

 

ここまでデトックスの

お話をさせていただきましたが、

生活スタイルを無理に変える必要はありません。

 

自分でできる範囲で

少しずつ始めることが大切です。

朝起きたときの一杯の白湯から始めてみるなど

自分のペースでデトックスを心がけていきましょう。

なにか変わることがあるかもしれません◎

 

最後に大切なのでもう一度!!!

 

デトックスの基本は、

「排便」と「排尿」です。

そのうえで「汗をかく事」

「マッサージ」「食生活の改善」などを

心がけてカラダに溜まった

「毒素を排出」しやすくしていきましょう。

STAFF

スタッフ情報

スパニスト兼カラーリスト / COQOO

泉 明里

IZUMI AKARI


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