兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ
年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』
オーシャンズみたいではありません~ミケランジェロ・プロジェクト
ミケランジェロ・プロジェクト
あらすじ
第二次世界大戦下
ナチスに奪われ破壊されつつある
歴史的美術品
それを奪還するべく
モニュメンツメンが結成される
彼らの真実の物語
うん
題材はすんごいツボ
そんな活動があったんとか
全然知らんかったし
歴史の影に埋もれた男達
とかすんごい素敵
だけど
エンターテイメントにしたいんやったら
もっと脚色して
ドキドキの展開にして欲しいし
シリアス路線でいくんやったら
もっとダークな雰囲気にしてほしかった
うーん
どっちつかずな印象で
もったいない気が…
普通におもしろかった
でももっと
良い映画になりそうな題材やから
ちょっと残念でした
予告編の
オーシャンズ的な雰囲気は
あんまりないです
奪還するっていうよりは
守るとかどこにいったか探す
みたいな感じの方が強いかな
chest麻生
40代女性のリアル?~午後3時の女たち~
午後3時の女たち
あらすじ
カリフフォルニア校外シルバーレイク
夫と息子、何不自由なく暮らすレイチェル
大きい不満は無いが
夫とのセックスレスに悩んでいた
ママ友に誘われママ友夫婦と四人でいった
ストリップクラブ
そこで出会ったマッケナという若いストリッパー
ひょんなことから彼女を居候させることになり
レイチェルの生活は大きく変わっていく…
これ…今年観た映画の中でも
めちゃくちゃよかった
若いストリッパーに
旦那を誘惑する方法おそわって
頑張る40代主婦がけなげで笑える
みたいな話じゃなくて
日常生活の言い得ない
レイチェルの抱える漠然とした不満が
セックスレスっていう形で描かれてるだけで
ちょっと裕福な普通の主婦が
家庭に入って
何の起伏もない人生に疑問を感じて
生活観、価値観など全く違う人と出会い
自分にとっての幸せとは
ほんとうになりたい自分とは
っていうことを見つめ直すお話
ありがちといえばありがちかもなんですけど
キャスリンハーンのほんとに
イタい演技も素敵やし
ジュノーテンプルの存在感もすごい
何より大きくぶつからない
表面上よく見える夫婦の問題点を
セックスレスっていう形で表してるのが
まわりくどくかつ分かりやすくて素敵
ラストはなんとなく予想ついたけど
あんな下品なラストで泣くとは思いませんでした…w
僕はめちゃくちゃ好きでしたし
ほんとに見終わった後かなり爽やかな気持ちになりました
でも下品な映画やし
まぁまぁ描写がリアルなので
人によって好き嫌いは別れそう…
タランティーノが2013年ベストに
ブルージャスミン
フランシスハ
と並んで入れた一本
ブルージャスミンほど救いがなくはないし
フランシスハほど爽やかじゃないけど
そのへんが好きな人はおすすめ
かな…
でも僕は好き!!!w
chest麻生
キャストが非常に~サヨナラの代わりに~
サヨナラの代わりに
あらすじ
仕事も結婚生活も充実
順風満帆な生活を送るケイト
ある日不治の病ALSと診断され
車イス生活を余儀なくされる
介護のバイトで来たガサツな女学生ベック
彼女と出会ったことから
ケイトは再び生きる楽しみを見出だすが…
ええ話でした
病気で色んな人に気を使って
誰にもしっかりと心を開けなかったケイトが
人の心に土足で上がり込む
そんなベックと出会って
だんだんと心を通わす
そんなあったかいお話
うん。最強のふたりみたいな感じ
ベック役のエミーロッサム
彼女が素敵すぎてもう好きです
はい好きです
最後なんでそこまでケイトに肩入れするか
分かったところめちゃ泣きました
ほんまは一緒にいてほしいけど
相手のことを考えて
人を遠ざけるケイト
ヒラリースワンクすごくうまいです
心を閉ざしたり開いたり
向き合おうとしたり
遠ざけたり
いろんな葛藤しながら
生きてるケイトが素敵です
泣いたり笑ったり
怒ったり悲しんだり
いろんな気持ちを共有する
ふたりがすごく素敵です
すこし旦那が良い人過ぎて
ん?そんなええやつおるかとか
ひねくれた僕には
乗りきれないとことありましたが
すごい泣きましたw
おすすめです
chest麻生
山が怖いです~エベレスト3D~
エベレスト3D
あらすじ
1996年3月
エベレスト登頂を目指し
ロブ・ホール率いる登山隊他
多数の登山隊がカトマンズを出発する
1ヶ月の準備期間を
持ったのちの5月初旬
ついにアタックの日を迎えるが
多数のトラブルにより下山が遅れ
さらには未曾有の嵐にみまわれることとなり…
実際に起こった事件をもとにした
衝撃の実話
ごめんなさい
エベレスト3Dを2Dで観てやったぜ
という一言ネタのために2Dで観よ
って2Dやってへんやん❗
とか
吹き替えしか観れる時間ないやん
これがもはやディザスターやわ
とか
軽い気持ちでみてごめんなさい
とにかくすごいです
エベレストの描写がめちゃめちゃ
すごいからもう怖い
人間ドラマとか絆の話とか
たしかにいろいろあった
と思うけど
そんなこと頭に入ってこんくらい
エベレストが怖い
意気揚々と登っていくみんな
若干暗雲立ち込める
登頂いくぜ
嵐だぜやばい
助けてくれー
うん。
こんな話なんですけど
それをやりすぎなんじゃないの❔
って思うくらいの映像で見せられるんで
スクリーンに引き込まれます
実話ベースなので
ああいう終わり方なんですね
エンドロール前はなんか鳥肌たちました
必ず還る
っていうインターステラー
的な話を期待すると
僕みたいに沈黙します
ただただ自然の猛威を
見せつけられます
実際に登ってる気分になります
だからすごく怖い
ほんでやっぱ実力派キャストやから
鬼気迫りまくっててすごい
でも登場人物多いし
みんな氷まみれになるから
絶対にジャージで覚えたほうが…w
まじで誰が誰かわからんですw
これはスクリーンで一見の価値あり!
chest麻生
これは泣くよ~エール~
エール
あらすじ
フランスの田舎町
酪農一家のベリエ一家は四人家族
長女のポーラ以外は
全員耳が聞こえない
村の開発を進めようとする
村長候補に対抗すべく
父ロドルフは村長選に出馬を決意
しかしローラの歌の才能が開花したことから
唯一耳が聞こえる彼女がパリでの
歌の試験を受けたいと言い出して…
すんごいよかった
めちゃめちゃよかった
なんなんこれ
恋愛
友情
師弟愛
そんで家族愛
いろんな愛の形がつまった
愛の傑作
テラフォーマーズのジョセフは
愛に殺されたいんやったらこの映画を観るべき
はい。失礼しました。
自分が進みたい道を見つけた娘と
それを応援したいけど
特殊な環境だから
自分達から離れていきたいだけじゃないかと
素直に受け入れられない親
ただ寂しい弟
いじらしいんだよw
いじらしくてすごくいいんだよw
家族と自分の間で
揺れる10代
懐かしいなぁ…と思えるくらい
きらきらした学生時代を送りたかったと
急にどっかでクルミみたいな謎の機械踏んで
二の腕の裏に数字出てきて
タイムリープできるようにならんかなとか
タンスで目つぶったら
過去に帰れるようにならんかなとか
そんな風に思わせてくれる映画
というのは僕の勝手な妄想。
しつれいしました。
主人公は急に歌えちゃうので
歌を上手くなるために頑張る
けど家族を助けなくちゃいけないから
歌の練習ができない葛藤
みたいな映画じゃありません
ましてや教授はフレッチャーではありません
歌うことと
家族のこと
家から離れてしまうことと
残って手助けをすること
友達のこと
好きな人のこと
いろんなことに悩んで
いろんなことに勇気つけられて
少女が大人になるまでを
歯に衣着せぬリアルなティーンの出来事と
素敵な歌声
コミカルで魅力的なキャラクター達で描く
超絶良い物語
家族が好きだから
何より大切な家族だから
悩んで悩んで悩みきった彼女の
ラストの熱唱
スクリーンどこいった!?w
前がみえねぇぜ状態になりました。
chest麻生
砂漠へいきます~メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
メイズはランしません
迷宮でもありませんw
メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
監督
ウェス・ボール
出演
ディラン・オブライエン
カヤ・スコデラーリオ
トーマス・ブロディ=サングスター
バリー・ペッパー
パトリシア・クラークソン
あらすじ
巨大迷路をついに攻略したトーマスたち
彼らは謎の組織によって大きな施設に連れ出される
そこで別の迷路からやってきた仲間と出会うが
味方に思っていた組織では
ウィルスに免疫のある子供たちを使って人体実験が行われていた
事実を知ったトーマス達は
施設から脱走を図るが
外は広大な砂漠が広がっていて…
65点
なんだかなぁ
うーん。
相変わらず主人公達が特殊能力もってないので
ハラハラドキドキはするんですけど
主人公達を取り巻く謎の環境っていう
前作のプロットが好きやったので
今作の世界観はなんだか乗り切れない
ほんとアイアムレジェンドっぽかった
もしくはドーンオブザデッドみたいな
やっぱ結局そっち方面にいくのねっていう…
なんかありがちな映画になっちゃった印象
それでもアクションシーンはレベルアップしてたし
新キャラも魅力的やったし
しかもバリーペッパー でてる
そう!これでかい!
年取ってもかっこいい
そしてなにより
彼がかっこいい。
まじで。
髪型変やしリーゼントみたいやけど
かっこいい。
まぁもうメイズランナーじゃなくていいんじゃね?
って感じですけど
ハラハラドキドキするのでいいんじゃなかろうかしら?
いや…普通に面白いっすね
綺麗に完結してくれるように
次回作に期待します!
chest麻生
強い女性は美しい~ヴェルサイユの宮廷庭師~
美しいです
ヴェルサイユの宮廷庭師
監督
アラン・リックマン
出演
ケイト・ウィンスレット
マティアス・スーナールツ
アラン・リックマン
スタンリー・トゥッチ
あらすじ
17世紀フランス
国王ルイ14世は
栄華のシンボルとしてベルサイユ宮殿の増改築を計画していた
庭園を設計するのは王室建築士
アンドレ・ル・ノートル
そして彼から『舞踏の間』の建築を任されたのは
平民である女性庭師
サビーヌ・ド・バラだった
70点
なんかね『マダム・ド・バラ~ヴェルサイユの宮廷庭師』って
感じの映画でした
わかりずらいやつすいませんw
平民の女性庭師が
階級差別と女性差別に苦労しながら
舞踏の間を作るまでっていうより
心に傷を抱えた女性が
再び人を愛すまで
みたいな話
だからなんとなく宮廷庭師の話っていうより
庭園をつくりながら
サビーヌがいきる意味をみつけていくみたいな?
ケイトウィンスレットがめちゃ上手い。
仕事と
過去のトラウマと
自分の心と
自分の立場と
いろんなモノに葛藤していても
それでも強く凛とした
めちゃくちゃかっこいい女性像を
完璧に演じています
ほんとぐいぐい引き込まれる
すごい
中世の衣装にあいすぎやし
ほんとかっこいい
ドロドロしてる話を
結構サラッとめに描いてあります
僕はもっとドロドロ~ネット~リしてる方が好きなので
もーちっとドロッとしてほしかったかなw
でも昔の時代ってあんな感じで
すぐ嫁を寝取ったり寝取られたりしてたんかね
怖いっすよね…w
悩んで
つまずいて
それでも弱さを見せない
自律したかっこいい女性
どんな時も
自分の意思をつらぬく女性って
かっこいいですね
なんじゃこれw
とりあえずケイトウィンスレットが
すごくかっこいいです。
あと
アラン・リックマン似合いすぎw
ルイ14世似合いすぎw
chest麻生
ゴリゴリの漢ムービー~名もなき塀の中の王~
ゴリゴリです。女性キャスト二人くらい
名もなき塀の中の王
監督
デヴィト・マッケンジー
出演
ジャック・オコンネル
ルパート・フレンド
ベン・メンデルソーン
サム・スプルエル
あらすじ
札付きの悪である19歳のエリック
彼は少年院に収監される年でありながら
素行の悪さから成人刑務所へ
格上げ収監される
収監された刑務所には
生き別れた父ネビルが収監されていて
彼は囚人達を仕切るボスだった
息子だけは更正させようとする父だったが…
92点
いやぁすんごい
分厚い漢のドラマ
かっこよすぎ
素行悪い破天荒な主人公のエリックが
仲間を得るまでと
父としっかりと向き合うまでのお話
がっつり分かりやすく刑務所の天下とる
とかそういう系の映画じゃないし
主人公がとにかく凶暴なので
共感できねぇわって思っちゃうとだめだと思います
むき出しのバイオレンスと
刑務所っていう舞台
ある意味ピュアな男達
とにかくもうむちゃくちゃ
全然理解でけへんくらいみんなすぐ怒るw
すぐ殴りあいなるw
全然共感できへんとこやけど
それでもなんかキャラクターにひかれる
彼らなりの正義をつらぬく
ゆずれへんもののために怒る
だからなんかひきつけられる気がする
そう観れるとかなりはまると思います
とにかくジャックオコンネルがいいのよ
ほんまに全身トゲトゲなオーラ放ってるんやけども
徐々に丸くなっていく感じが素敵
すごい凶悪そうですよねw
不器用に親父になろうとする
ネビルもまた素敵
今まで父親らしいことができなかった
ここでは父親としてそばにいれる
だからどう接したらいいのか分からない
切ない父親像が素敵
そしてオーランド・ブルームにくりそつの
ルパート・フレンド演じるカウンセラーのオリバーも素敵
ただ囚人達を更正させようとする
まっすぐに向き合う姿が素敵
素直になりきれへん親子と
いびつな形で出来上がる仲間達
不器用な漢たちの
まっすぐなドラマ
見終わった時の達成感半端ない
そんな映画
こらぁ素敵
chest麻生
上手すぎる女優たち~アクトレス 女たちの舞台~
うますぎます
アクトレス 女たちの舞台
監督
オリヴィエ・アサイアス
出演
ジュリエット・ビノシュ
クリステン・スチュワート
クロエ・グレース・モレッツ
ジョニー・フリン
あらすじ
ベテラン女優のマリアは
敏腕マネージャーのバレンティンと
日々の仕事をこなしている
自分がブレイクするきっかけを与えてくれた作家の死をきっかけに
断り続けていたリメイクの仕事を受ける
彼女が与えられた役は
かつて自分をスターダムに押し上げた若い美女ではなく
彼女に翻弄される中年の女性役だった…
75点
最初にいっておきます!
ほとんど舞台のシーンはありません!
バードマンとか
ブラックスワンみたいに
舞台のシーンと主人公の立ち位置が
リンクする映画ではありません!
またやってくれたな邦題め。。。
原題のままでええやん
舞台にたつというか…
自分の状況と
与えられた役とのリンクを
認められず
役を受け入れられない女優の葛藤みたいな?
そしてそれをささえ続けるマネージャーの苦悩みたいな?
だからシーンはマリアとヴァレンティンの
台本の読みあわせが主になってて
大きな展開もないので
好き嫌いは別れそう…
台本のセリフやら
キャラのセリフ
微妙なニュアンスの表情で
心の移り変わりとかを読み取るタイプの映画
好きです。
ただ山を登ったり
ただパーティーに出席したり
ただ台本を読み合わせたり
ただ役者と顔をあわせたり
その中の展開や台詞
そーいった中にキャラの微妙なへんかを
感じ取れるくらいに
ジュリエットビノシュと
クリステンスチュワートがうますぎる。
このお二人
二人の共感とかすれ違いとか
決してはっきりとした展開でかかれるわけじゃないけど
ちゃんと伝えれててすごい
なんでもないように見えるシーンに
心の動きとか隠されてる感じで…
おもいっきりちゃんとは分からんかったけど…
ただバカ笑いするシーン
お酒を飲むシーン
そんなシーンに釘付けになります
僕には想像つかない
役者さんの葛藤とか心情を
スイスの壮大な自然を舞台にかかれます
ラストシーンもはっきりとした答えはだされてません
マリアの表情で
これからマリアが生きていく姿を
自分達で感じとるみたいな…
淡々としてて静かに読み取る映画が好きな方にはおすすめです
chest麻生
衝撃のラスト~草原の実験~
美しすぎる映像
草原の実験
監督
アレクサンドル・リンゴ
出演
エレーナ・アン
ダニーラ・ラッソマーヒン
カリーム・パカチャコーフ
ナリンマン・ベクブラートフ=アレシェフ
あらすじ
とある国
広大な草原に建つ一軒の家に
少女と父親(おそらく)は住んでいた
幼馴染みの少年と
異国風の風貌をした少年
二人に思いを寄せられる少女
しかし…物語は思わぬ方向へ…
95点
これはやばいです。
めちゃくちゃよかった。
台詞を一切排除して
映像のみで展開するので
写し出されるきれいな映像に
釘付けです
映写機とかあやとりで
あんなに引き込まれるとか思わなかったです
ほんとにすごい
計算し尽くされた光
構図
ほんとに綺麗です
余分な説明はなく
ひいては必要な説明まで
すべて映像から読み取るしかないので
あれこれ考えながら観れるので
退屈しません
ほんとに
映像が美しすぎます
絵画的な構成で撮られる映像
ほんとに綺麗です
美しい少女の日常と結末の対比
無音のシーンからここぞというときに効いてくる
雨や雷といった効果音の対比
そういったコントラストで
よりぐいぐい引き込まれます
途中の展開とタイトルから
そんな内容なんやろなぁ…
ってぼんやり思ってましたけど…
あのラストは完全に衝撃でした。
普通に『うぉっ!』って言っちゃいましたw
完全なる衝撃のラストです
台詞がないので
好き嫌いはっきり別れそうですが…
僕は大好きです
やってるとこ少ないけど
絶対劇場で観て欲しい一本です!
chest麻生