兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ
年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』
文句なしのアカデミー作品賞~バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)
文句なしです
本年度アカデミー賞
作品賞
監督賞
脚本賞
撮影賞
四冠に輝いた
バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)
監督
アレハンドロ・G・イニャリトゥ
撮影
エマニュエル・ルベツキ
出演
マイケル・キートン
エドワード・ノートン
エマ・ストーン
ザック・ガリフィナーキス
ナオミ・ワッツ
エイミー・ライアン
『バベル』『21グラム』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が
『ゼロ・グラビディ』のエマニュエル・ルベツキとタッグを組んだ
『バードマン』
あらすじ
かつてヒーロー映画『バードマン』で
スターダムにのしあがったリーガン
シリーズ終了から20年たった今でも
世界中で人気を博している
しかし主演だったリーガンは失意のどん底にいる
再起をかけ脚色、演出、出演をし
ブロードウェイの舞台に立とうとするが
実力派俳優におびやかされ
娘との溝も深まるばかり
彼は再び成功を手にし名声と家族の絆をとりもどすことができるのか
総評
90点
うん
ほんとすごい
まずカット割りがない
ほぼない
全編ワンカットに見せる撮影手法
ほんまどー撮ったらこーなるのか?
最初からほぼ最後までワンカットに見せる手法がすごい
ほぼシームレスでつないであるので
臨場感が半端ではない
まるで自分が主人公リーガンと一緒にブロードウェイの舞台や楽屋裏
ニューヨークの街をまわっているような
錯覚におちいります
文句なしのアカデミー撮影賞
『トゥモローワールド』では
ラストシーンのなが回しですさまじい臨場感をだし
『ゼロ・グラビディ』では全編デジタル撮影を敢行
6度目のノミネートにして初のアカデミー撮影賞を受賞
この人ほんとすごい…
そして作品としては非常に難解
なんだか『ブラックスワン』を難解にして
家族愛とシニカルな笑いを足したみたいな?
そんな感じがしました。
主人公は落ち目のヒーロー役者
再起をかけブロードウェイの舞台にすべてをかける
ライバル役者や娘との関係
世間の注目するモノ
様々な障壁にあい
自分という存在は
自分にできることとは
そーいったものに苦悩する
どこにでもない設定だけど
どこにでもいそーな人
そしてそれらの苦悩やトラブルを
シニカルな笑いをこめ
主人公のもうひとつの人格『バードマン』とともに描かれていきます
本気で成し遂げようとする主人公の姿
なんだかどこにでもありそうな
誰でも悩みそうな
誰もが考えているようなこと
そんな現実にもがきながら
立ち向かっていく主人公に
すごく元気をもらえます
なんだろう
ほんとうまく言えないんですけど
それにほんとによくわからなかったんですけど
それでもなんだろう
すっごく良かった
観た後にアレコレアレコレ考えて
結局答えが見つからないけど
でも凄く元気のもらえる映画
なんだかわからないけど
とにかく人に観てもらって
感想をぶつけあいたい映画です
この二人の掛け合いと
コメディ出身とは思えないエマ・ストーンの演技が
すごく素敵でした
元気と
そして爽やかな気持ちになれる
けどダークコメディっていう
不思議な映画
だけど
こいつぁ文句なしの作品賞!
しっかし『21グラム』やら『バベル』『BIUTIFUL』等
陰鬱な人間関係をダークに描いてたイニャリトゥ監督
シニカルなコメディタッチの作品を作るとは
うん!
文句なしのおすすめ!
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