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兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ

年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』

壊れるまでと再生までと~ラブ&マーシー 終わらないメロディー~

ということを

2つの時間軸で追っていきます

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ラブ&マーシー 終わらないメロディー

監督
ビル・ポーラッド

出演
ジョン・キューザック
ポール・ダノ
エリザベス・バンクス
ポール・ジアマッティ

あらすじ
1960年代
数々のヒット曲を世に送り出し
人気の絶頂にあったザ・ビーチ・ボーイズ
フロントマンのブライアン・ウィルソンは
新作への模索のため
アルコールとドラッグに溺れていく
それから20年ほどたった後
彼をどん底から救いだしたのは
メリンダという女性だった

60点

すいません。
ビーチ・ボーイズほぼ知りません。
数曲有名なやつをしってる程度です
すいません。

ストーリーはそんな感じで
2つの時間軸を交互に描いていきます

ひとつは60年代
大ヒット作を生み出して
世間が求める音楽と
自分がやりたい音楽の間で
もがき苦しむ
ブライアンの姿が描かれます

自分がやりたいものを全力で作り
そして
メンバー

様々な人に否定され

次第に壊れていき
ドラッグとアルコールに溺れる
そんな過程が描かれていきます

ひとつは80年代
壊れてしまったブライアンが
メリンダと出会って
再生していくまでが描かれます

次第に心を通わせながら
担当医の妨害を乗り越え
人として再起していく

とりあえずすんごい役者がうまい!

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針のひとつきで破裂しそうな
危ないバランスの上で生きている
そんなブライアンをポール・ダノが

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壊れてしまって
一見少し変わってるだけに見えて
実は病みきっている壮年のブライアンを
ジョン・キューザックが

2つの時代のブライアンを
それぞれが演じるブライアン
ではなく

それぞれが
それぞれの時代のブライアンを演じた
という具合に
完璧に一人の人に見せてしまっています
脱帽…

ほんとにうまかった…

物語としては
半生を描いた伝記映画なので
うそみたいなほんとの話というイメージ

ですが…
2つの時間軸を交互に見せられるので
テンポがすごく悪い…
メリンダに昔のことを話して
回想シーン的にちょこちょこ出てくる
みたいにしてもらったほうがスムーズだった気がします…

二人の主人公がいるので
それぞれの結末を同時間帯にみせたかったんでしょうけど…
テンポが…

そして…これは実話なんでしかたないですけども…

愛に飢えて壊れてしまったわけでないブライアンが
まぁたしかに誰かに認めてもらいたいっていう
欲はあったんでしょうけども…

愛によって救われるってなっても
なーんかしっくりこない…

たしかに親の愛情を受けずに
かつバンドメンバーともめて等々
いろいろあったブライアンですが

恋人や妻に対する愛を
強く欲してた風に見えなかったので
最初の結婚がダメになったシーンとか
口頭じゃなくて
画でほしかったですね…

ですが絶妙に挟まれる音楽と
何より主演二人がよかった!

ビーチ・ボーイズ好きな方はぜひ!

しかしビル・ポーラッド監督の製作映画
『それでも世は明ける』で
ちょい役やった二人が主演と助演…
おもしろいですねw

ポール・ジアマッティは
こういう役やらせたら最高ですw
余談w

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何があっても~ミッション・イン・ポッシブル ローグ・ネイション~

死にません。

トム様は死にません。

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御年53歳のトム様主演

ミッション・イン・ポッシブル ローグ・ネイション

監督
クリストファー・マッカリー

出演
トム・クルーズ
サイモン・ペグ
ジェレミー・レナー
ビング・レイムス
レベッカ・ファーガソン
アレック・ボールドウィン

あらすじ
国際犯罪組織『シンジケート』
彼らを秘密裏に追っていたイーサン・ハント
しかしロンドンで敵の手に落ちてしまう…
果たしてイーサンは
幾重にも張られた罠を突破し
シンジケートを壊滅することができるのか?

70点

各方面でシリーズ最高傑作といわれている今作
僕的にはどうでしょうという感じでした

たしかにアクション面はすごい!
輸送機にしがみつくという
超危険なスタントをトム本人がしたことや

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これまた加工なしの生身バイクスタント

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潜水シーンやら市街地カーチェイス
見所はすごくあった
やはり加工なしのオーガニックな映像は
すごくはらはらドキドキさしてくれます

マッドマックスが最高だったように…

でもなんだか
なんなんでしょうか…

僕がオールタイムベストにあげる
ユージュアル・サスペクツの脚本を担当した
クリストファー・マッカリーが監督脚本ということなので

たしかに展開や
伏線の折り込みかたはよかったんですが

IMFが解体しようが
組織の後ろ楯がなかろうが
チームで絶対に解決できちゃうし

シリーズを通して
イーサン=無敵
の図式が出来上がってしまったために
どんな状況でも
あんまりピンチと思えない…

それにシンジケートがただのテロリストであるところもいなめない

1の様にスパイが不要になる時代のため事を起こした元IMF長官や
3の様に捕らえられた中でイーサンに激しい復讐心を抱いた武器商人とか

悪役の動機やら
恨み辛みが
非常に軽薄

やっぱりジョン・ヴォイドやら
今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンみたいな
偉大な役者が悪役やってると物語が閉まると痛感

なんだかんだ言いましたが
アクションのすごさは
最高水準です

観るなら劇場で!

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ジュラシック・パークのオマージュ~ジュラシック・ワールド

みてまいりました。

最初に言いますが吹き替えでは見ないでください。

後悔します。

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ジュラシック・ワールド

監督
コリン・トレボロウ

出演
クリス・プラット
ブライス・ダラス・ハワード
ビンセント・ドノフリオ
オマール・シー

あらすじ
ジュラシック・パークの閉園から22年
コスタリカのイスラ・ヌブラル島
新たにマスラニ社によって
ジュラシック・ワールドがたてられる
安全なパークだったはずが
遺伝子操作によって生み出された
インドミナス・レックスにより
パークの平穏が崩される…

65点

たしかにおもしろい!
ジュラシックシリーズで傑作の1の血筋を受け継ぐ続編

様々な恐竜が
進化したVFXで
よりリアルに躍動的に甦る!

小学生の頃観たジュラシック・パーク
その興奮が甦るって感じで
非常にテンション上がります

でも…それだけでした
すいません

これやったらリブートでよくないのか?
そう思いました。

キャスト一新して
ストーリーも1で閉園した
パークを再建して出来た
ジュラシック・ワールド
としているから

もっとこうストーリーに深みがほしかった…

ジュラシック・パークの時の
メスのみで恐竜を管理しても
生命はなんとかして繁殖する
なんていう裏テーマはなく

やれパークの安全が…
損害が集客が
恐竜部隊をつくるやら

正直展開がうっとおしい

そして何より何より!

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僕の大好きなオマール・シーの扱いが雑い!w
あんな役所だれでもええやんw
この冷遇がいちばんはらたったw

ということで
映像作品として観るのなら満点近い作品!
だけれどもストーリーの展開がうっとおしいので
映画としては微妙でした…

でもシリーズで実は一番の悪役やった
ヴェロキラプトルと人間が通じたあたりは
すごいよかった!w

まぁでもラストもなんだかんだ
ジュラシック・パークのオマージュな気が…

まぁそんなこんなで
些細な詮索は避けて観れば
すごくいいんじゃないでしょうか?

美容師目線では
ブライス・ダラス・ハワードの
髪型が急に変わったのが
かなり気になりましたw

あっあと
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ジャイロスフィアにはのりたい。

観るなら劇場で!
吹き替えは大根なのでほんとにおすすめしません。

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君のメロディーを歌おう~ONCE ダブリンの街角で~

やっと観れた!

『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督作品

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ONCE ダブリンの街角で

監督
ジョン・カーニー

出演
グレン・ハンサード
マルケタ・イルグロヴァ

あらすじ
アイルランドはダブリンの街角
ストリートミュージシャンをする男は
チェコ移民の女と出会う
彼女の歌とピアノに惚れた彼は
一緒にレコーディングをすることを決める
二人の奏でる美しいハーモニー
ダブリンの街を彩る美しい音楽
ふたりのレコーディングの行方は

80点

すごくよかった。
キャラの心情を歌に乗せる
さすがカーニー監督

はじまりのうたより
歌の力が圧倒的に強い!
長めのMVみてるみたい。

あとはキャストの二人とも
全然知らんかったので
より親近感わくというか…近い視点でみれました。

基本的にキャラの想いや感情は
ほぼすべて歌にのせられてます。
セリフや掛け合いというよりは
ほぼ歌で表現してます。
これでより音楽の力が強かったのかと…

歌詞も直球でわかりやすいやつが多くて
すごく響きました。

そしてなんと…主人公二人の名前がでません。
これすごく新しい
ファイトクラブ以来でしょうか?w

ダブリンの街角で出会った
ある男とある女の
一時のラブストーリーです。

音楽を通して惹かれあうんだけども…
音楽を通して通じあうんだけども…
現実はそんなに甘くない…

それでも二人で過ごした時間を
二人で歌った音楽を
二人で奏でたハーモニーを
心に置いて生きていく

傷ついた二人の再起を
おしゃれな街並みと
あざやかな音楽で彩る

明日からも頑張ろう!
そんな気持ちになる映画でした!

おすすめ!

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進撃の大日本人~進撃の巨人~

原作ファン

ここはやはりブームにのっかるべきかと

見てきました

本日2本目!

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進撃の巨人

監督

樋口 真嗣

出演
三浦 春馬
長谷川 博己
水原 希子
本郷 奏多
三浦 貴大
石原 さとみ
ピエール瀧

あらすじ
100年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半が捕食され、文明は崩壊。生き延びた人々は巨大な壁を三重に築き、その中で暮らしていた。壁に守られた安寧とした生活に苛立ちを覚えるエレンは、まだ見ぬ外の世界を夢見ていたが、ある時、そんなエレンの目の前に人類の想定を超える超大型巨人が出現。壁の一部を破壊し、そこから巨人たちが町になだれ込んでくる。次々と巨人が人間を食らう地獄をからくも生き延びたエレンは、2年後、対巨人兵器の立体機動装置で武装した調査兵団の一員になっていた。調査兵団は壊された壁の修復作戦を決行するが……。
映画.comより

評価不能

こいつはやばい。

すごくやばい。

ほんとにやばい。

ごめんなさい。

酷すぎます。

何がやばいって…
言い尽くせないです。
あの素晴らしい原作を
こうも無茶苦茶にできるとは…

オリジナルストーリーなので
そして登場人物も微妙に違ったりするので

キャラのイメージが違うとかは
やいやい言っても仕方ないので
そこはよしとしても

じゃあ全員名前かえろよって話

三浦春馬がエレン!
って呼ばれてても
純日本人顔でエレンは無理でしょ

んで一番ダメなんこの人

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どこに『ジャン』要素あるねんw

ジュンとかにしとったらええのに…

ほいでまぁこれは仕方ないとおもいますけども
CGくささがもーすごい。
すごすぎます。

『エンド・オブ・ホワイトハウス』もびっくりのCGくささ…
みててつらい…

巨人達が何かに見えるなぁ…
と思っていて

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これや!っと気づいたときには
もうまともに観れなくなりました。
進撃の大日本人です。
まちがいなく。

そしてなんといってもストーリーがひどい。

世界が残酷
という悲壮感は
序盤の大日本人侵略のシーンで
充分つたわったんで

途中のミカサとシキシマのやりとりを
見せられたエレンとか
エレンに迫ってくる子持ちとか

いりますか!?

狂った残酷な世界では
残酷な運命を辿るっていう
そういう描写なんでしょうけど

そこは戦闘シーンで
仲間が死ぬって言うとこだけで
よかったと思います。

母親を大日本人に食べられるわけでもなく
死んだと思っていたミカサが
生きていたわけで

アルミンが食べられそうになる

助ける

食べられる

子持ち発見

エレン覚醒

このフローなんなん?
おかしい!
絶対おかしい!

いやぁあかん

これはあかん

大迫力の映像でもなければ
残酷な世界で生きる人々の心理をうまく切り取ったわけでもなく
戦うことより戦う理由をフォーカスしたわけでもない

全力で観に行くことをおすすめしません
テレビ放送で充分です。

いやぁ…

だめやわ…

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ポチッとな~人生スイッチ~

行って参りました。

押して参りました。

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ポチッとな。

ちゃうかったw

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人生スイッチ

監督
ダミアン・ジフロン

制作
ペドロ・アルモドバル

出演
リカルド・ダリン
リタ・コルセテ
ダリオ・グランディネッティ
フリエタ・ジルベルベルグ

あらすじ
押したらどうなる?
ひょんなことから不幸のどん底に落ちていく人々を
愉快痛快なブラックユーモアを交えて描く
全6エピソードからなるオムニバス映画

『オール・アバウト・マイ・マザー』
『トーク・トゥー・ハー』
のスペインの巨匠
ペドロ・アルモドバルが惚れ込んで
製作をかってでたブラックコメディ

75点

よかった!
おもしろい!
めちゃめちゃ痛快です!

ひねくれて冷めてる僕にはすごくはまりましたw

全6エピソード
6人の主人公で描かれる悲喜劇

エピソードは
『おかえし』
『おもてなし』
『エンスト』
『ヒーローになるために』
『愚息』
『Happy Wedding』

とにかくみんな転げ落ちます。
そして
ブラックコメディなんですが

ブラックすぎますw

シリアスタッチで描くと
サスペンスになったり
ホラーになったり
悲しいドラマになったりするよーな題材ばっかり

ですがなにかおもしろいw
完全にぶっちぎった
振り切った設定と描き方で
なぜか笑いを誘います

人の不幸は蜜の味とはよくいったものですね。
ただちょっとしたきっかけで
転落していったり
ぶちギレていったり
おかしくなったりする人々

とにかく痛快です!

スカッとする映画でした!
やっぱオムニバスなので
好きなエピソード嫌いなエピソードありますが
全体一貫して転落劇をかいているので
作品としてまとまりがあるのもよかった

映画館で声あげて笑ったのひさしぶりです。

『エンスト』のエピソードが一番好きでした。
あんなことであーなる!?
みたいなw

ふたしたことで不幸のスイッチを押してしまい
なんとかして
どうにかして
状況を打破しようと頑張ってみるけど
結局堕ちていく
そんな不幸な転落劇

だけど登場人物が悩まない!
悲しまない!
ふっきっておかしくなっていく!
そんな痛快な悲喜劇!

作り話だから
映画だから
ストーリーだから

だからこそ許されるんです

引いたら負けです!
笑いましょう!w

これは是非休みの日におすすめです!

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すっごい!ほんとにすっごい!

予想ははるかにこえてきました。

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秋田くんと高瀬さんと

テラッソ姫路に出来たEarth cinemas

そこにある近畿初の4dx

映画好きとしては一度はいっとかないと!

ということでさっそくいってきました。

4dxとは簡単にはこんな感じ

劇中の状況に合わせて

座席が動く

風が吹く

水が出る

光る

もうただのユニバです

すごいです。

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こういう4つが1つになった座席がグワングワン揺れます。

想像してる以上にグワングワン動きます。

これははっきりいって

めっちゃ楽しいです!

ひとつだけ不満があるとすれば

ばり寒い!www

冷風がビュービュー吹くのですごく寒いです。

皆様羽織物は忘れないようにおねがいします。

でも絶対一度はいっていただきたいです!

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今回は安全運転でね~オン・ザ・ハイウェイ~

今回は安全運転でした。

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オン・ザ・ハイウェイ

監督
スティーブン・ナイト

出演
トム・ハーディ

あらすじ
建設会社の現場監督として働くアイヴァン・ロック
妻と二人の子供に恵まれ
順風満帆な生活を送っていた
翌日にヨーロッパ最大級の建設工事を控え
いつものように帰路につこうとしていた
しかし彼のもとにある一本の電話がかかってきたことから
彼の人生は一変する

55点

煽り方に悪意を感じます。
全くもってサスペンスではありません。

リアルタイムで進行していくストーリー
車の中というワンシチュエーション
主人公と電話のみで進む展開

サスペンスっぽい要素満天ですが
全くもってサスペンスではありません。

〈以下ネタバレ含みます〉

まずアイヴァンがなぜ家族の約束を破り
かつ自分の仕事人生をかけた大仕事を捨ててまで
どこに向かうのかというのが
かなり冒頭で明かされます。

よって物語は
アイヴァンがいかにして失っていくのか?
失っていく男の心理

というところにフォーカスされていくのです。

ここのところ
電話のみで様々な策をこうじようとし
なんとかしようとするけど
結局全部失っていくという男を
一人で演じちゃうトム・ハーディがすごい

本当に電話の会話のみ
対面する相手が居ない中
自分の置かれた状況と
それに対する感情を
バストアップの画のみで表すとは…

相手が居ない分主人公の心理描写が伝わりやすいのか?
とか思ったけどとにかくすごいです。

電話の相手は馬鹿ばっかりでイライラします。
いや…これが正しい反応かもしれないです。

ただ…ロクデナシだった親父の二の舞にならないため
ロクデナシのロック一族の汚名をはらすため
ただ一度の過ちでできてしまった
好きでもない女のため出産後寄り添うため
頑固一徹車を走らせます。

うん。
どっちが正しいんだかわからん。

その上で何を失おうとも
どうなろうとも
自分の目的を達成する
決意を固めた男の86分
なわけですが

ごめんなさい。
退屈です。
すいません。

上にあげたポイントは非常によかったんですが
やっぱりストーリーとして
特に起伏がないんです。

家族に関しても
会社に関しても
最初から負け戦な訳で

しかも目的地に絶対早くつかな駄目やから
とか
この期をのがすともう後がないとか
そういうわけじゃないので

どうなるんやろ…という緊張はなく
こうなったら主人公はどう感じるんやろ?
という風になります。

そうなんです
別に出産に立ち会いたくて急ぐというわけでもないんです。

ただ…主人公の心理描写に突っ込んだ映画は
結構好きなので
良いかとは思ったんですが…

マジで車から降りない!w
マッドマックスまでとはいかなくても
何か外的なトラブルが欲しかった…

ただ淡々と主人公が一つずつ無くしていきます。

ワンシチュエーションという挑戦ゆえに
なぜここまで主人公がこだわって会いに行くのか?
子供を抱いたとき無くした主人公がなにかを得た
家族とどれだけ円満だったか
社会的地位がどれほどだったか
等々がはっきりわからないため

ちょっと厳しかったかな…

長々すいませんでした。

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I’ll Be Backは字幕もアイルビーバックw~ターミネーター ジェニシス~

そうなんです。

アイルビーバックの翻訳はしてくれません。

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ターミネーター ジェニシス

監督
アラン・テイラー

出演
アーノルド・シュワルツェネガー
エミリア・クラーク
ジェイ・コートニー
ジェイソン・クラーク

あらすじ
機械が人間を支配する世界
反乱軍のリーダージョン・コナー
彼をなきものにするために機械軍は
ジョンの母親サラ・コナーを抹殺するため
過去に殺人マシン『ターミネーター』を送り込む
反乱軍もジョンの右腕カイルを過去に送り込む
しかしそこにはすでにサラを守るターミネーターがいて…

人気シリーズターミネーターのリブート作品!

総評70点

結構よかった!

タイムパラドックスにつぐタイムパラドックスで
パラレルワールドにつぐパラレルワールド

ストーリーはなかなか観る人を無視してグングン進みます。
正直なかなか難しいです。

ちょこちょこ台詞でも
『この時間軸では』
といっているので

いろんな時間軸を移動する感じです
ついていくのがなかなか難しい。

だけど今までのターミネーターシリーズとはまた違った形の物語で

引き込まれました。

まさに『ジェニシス(新起動)』です

まぁキャスト一新でリブートのはずが
シュワちゃんだけ固定なんで
若干リブート感うすいですけどもw

T1やT2に対してのオマージュシーンがあって
ニヤリとするシーンも多かった。

タイトルにも書きましたが
やっぱりアイルビーバック言うてましたし
アイルビーバックの字幕は
『戻ってくるぜ』じゃなくて
『アイルビーバック』でしたw

新キャストもよくて

イ・ビョンホンが本家ロバート・パトリック並みに不気味やったし

マクレーンの息子よりこっちのがいい!ジェイ・コートニー

本家より守りたくなるビジュアルやけど
実は誰よりも強い!エミリア・クラーク

本家かどうかわかりませんがこの人だけは
クリスチャン・ベールのがよかった…
でもやっぱりうまいジェイソン・クラーク

あとセッションのJKシモンズさんもでてましたw

しかし何よりも希代の大根役者と思っていたシュワちゃんの
あの大根棒読みが

今回のターミネーターの
人の心を持ってはいないが
理解しようとし

プログラムでありながら
プログラムを越えた粋で
サラを守ろうとする

ある意味親のような
無骨な男のキャラにマッチングしすぎで…
すごくよかったです。

まさかターミネーターで感動するとか思いませんでした。
ほんとに。

ストーリー少しややこしいから
アクションシーン減らしてもう少し
パラレルワールドについての解説がほしかったですけど

それでも意外と泣ける!

オマージュいっぱい

進化したターミネーター達!

今までと違った解釈のターミネーターのリブート
観るならやっぱ劇場ですね。

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納得の主演女優賞~アリスのままで~

本年度アカデミー主演女優賞受賞!

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アリスのままで

監督
リチャード・グラツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド

出演
ジュリアン・ムーア
クリステン・スチュワート
アレック・ボールドウィン

あらすじ
言語学者として大学教授をつとめるアリス
仕事に人生の大半を捧げてきた彼女
しかしある日
単語が思い出せなくなり
ランニング中にキャンパスで迷い
医師から若年性アルツハイマーの診断をうけてしまう
自分が自分でなくなっていく中
彼女は何を感じるのか

同名のベストセラー小説を映画化し
ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞に輝いた感動作

総評65点

まずはじめに言っておきます。

この映画…

別に主人公がどーやってよくなっていくのか?

みたいなハッピーな展開

ございません。

良い展開とか全く期待してなかったので
別によかったんですけども

ただただアルツハイマーに苦しむ彼女と
彼女に必死に寄り添おうとする家族の姿がかかれていきます。

原作は読んでません。

自分が自分でなくなっていく。
モノを忘れ
言葉を忘れ
仕事を忘れ
場所を忘れ
することを忘れ
家族を忘れ

自分が自分でなくなっていることも忘れていく

忘却の物語。

『アリスのままで』生きていくタメに何をするのかではなく

『アリスのままで』生きている間に何をするのか

そんなお話。

良かったことは良かったんですが
家族と主人公を美化しすぎてる気がしなくもなくてなんだかなぁって感じでした。

主人公が自分を失っていくことに関しては
かなりリアルに
すごく鮮烈にかかれてたのに

果たして自分の親がこうなったときに

はたしてここまで親切に寄り添えてばかりなんだろうか?
と思いました。

そこにもう少しリアリズムが欲しかったような。

物語の筋としては普通でした。

でもなにより

ジュリアン・ムーアがすごすぎる。うますぎる。

一つの作品の中で
いったい何人のアリスを演じてたのか分かりません。

徐々に徐々にアリスでなくなっていくアリスを
見事に演じ分けていました。

うますぎる。

納得のアカデミー主演女優賞。

ストーリーとかではなくて
完全にジュリアン・ムーアに泣かされました。

アルツハイマー患者介護の会でしたスピーチ

『苦しんでいるのではありません。闘っているのです』

日々なくなっていく記憶の中で
闘う彼女の姿がすごくよかった。

あと

あれだけ自分の人生を歩もうとしていた末娘のリディアが
結局最後は母と生きることを選ぶのもよかった。

感動はします。

でもやっぱり美談化しすぎじゃないでしょうか?

でも感動はします。

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