兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ
年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』
自分らしく生きるために~彼は秘密の女ともだち~
そーいうことです。
彼は秘密の女ともだち
監督
フランソワ・オゾン
出演
アナイス・ドゥムースティエ
ロマン・デュリス
ラファエル・ペルソナス
イジルド・ル・ベスコ
あらすじ
親友のローラを亡くし失意のどん底のクレール
彼女の夫と娘を守ると誓ったクレールは
ある日二人の様子をみにいく
しかしそこでローラの服を着て娘をあやすダヴィットを目撃する
女性の服を着たいというダヴィットに対して
不信感をつのらすクレールだが
彼の姿に次第にローラを重ねていって…
75点
すごいです。
設定がなかなかのオゾンワールド。
主人公のクレールが守ると誓ったローラの旦那は
女装が好きな男性
決して
ゲイではありません。
親友の夫が実はゲイだった
なんて安っぽいコメディになりそうですが
親友の夫が
女装が好きなストレートの男性
であるとかなり斬新なストーリーになります
親友が亡くなって
絶望感に覆われたクレール
妻を亡くし
虚無感に覆われたダヴィット
一人の女性の死をきっかけに
壊れてしまった二人が
妻になることで
妻のいない悲しみを克服し
親友の影を見出だすことで
親友の死を乗り越える
そうやって二人が生きたいように生きていく
自分らしく
自分があるべき姿で生きていく
そんな物語
なんせロマンさんがもぅw
こんないかにもチャラそーな役やってるロマンさんが
こんな具合になっちゃいますw
クリス松村にしかみえなくてちょと気持ち悪かったですが…
終盤になると
ヴィルジニア(ダヴィットの女装時の名前)キターーー!と
彼の彼女姿に言い得ない感情を覚えますw
そんでクレールの旦那役
ジル役のラファエル・ペルソナスがイケメン過ぎる…
いやほんとに…
旦那としても完璧すぎて…
クレールもローラをなくしてから
全く女性らしくなく生きていたのに
ヴィルジニアとの友達関係のような
不倫関係のような
そんな不思議な関係をもつようになってから
めっちゃきれいになっちゃいます
すてき!
ラストシーンはいろんな解釈ができますが
なかなかうぇぇぇという展開やった気が…
うん…ここに関してガッツリ書いちゃうとあれなので
気になる方は劇場へ!w
おすすめです。
壊れるまでと再生までと~ラブ&マーシー 終わらないメロディー~
ということを
2つの時間軸で追っていきます
ラブ&マーシー 終わらないメロディー
監督
ビル・ポーラッド
出演
ジョン・キューザック
ポール・ダノ
エリザベス・バンクス
ポール・ジアマッティ
あらすじ
1960年代
数々のヒット曲を世に送り出し
人気の絶頂にあったザ・ビーチ・ボーイズ
フロントマンのブライアン・ウィルソンは
新作への模索のため
アルコールとドラッグに溺れていく
それから20年ほどたった後
彼をどん底から救いだしたのは
メリンダという女性だった
60点
すいません。
ビーチ・ボーイズほぼ知りません。
数曲有名なやつをしってる程度です
すいません。
ストーリーはそんな感じで
2つの時間軸を交互に描いていきます
ひとつは60年代
大ヒット作を生み出して
世間が求める音楽と
自分がやりたい音楽の間で
もがき苦しむ
ブライアンの姿が描かれます
自分がやりたいものを全力で作り
そして
メンバー
親
様々な人に否定され
次第に壊れていき
ドラッグとアルコールに溺れる
そんな過程が描かれていきます
ひとつは80年代
壊れてしまったブライアンが
メリンダと出会って
再生していくまでが描かれます
次第に心を通わせながら
担当医の妨害を乗り越え
人として再起していく
とりあえずすんごい役者がうまい!
針のひとつきで破裂しそうな
危ないバランスの上で生きている
そんなブライアンをポール・ダノが
壊れてしまって
一見少し変わってるだけに見えて
実は病みきっている壮年のブライアンを
ジョン・キューザックが
2つの時代のブライアンを
それぞれが演じるブライアン
ではなく
それぞれが
それぞれの時代のブライアンを演じた
という具合に
完璧に一人の人に見せてしまっています
脱帽…
ほんとにうまかった…
物語としては
半生を描いた伝記映画なので
うそみたいなほんとの話というイメージ
ですが…
2つの時間軸を交互に見せられるので
テンポがすごく悪い…
メリンダに昔のことを話して
回想シーン的にちょこちょこ出てくる
みたいにしてもらったほうがスムーズだった気がします…
二人の主人公がいるので
それぞれの結末を同時間帯にみせたかったんでしょうけど…
テンポが…
そして…これは実話なんでしかたないですけども…
愛に飢えて壊れてしまったわけでないブライアンが
まぁたしかに誰かに認めてもらいたいっていう
欲はあったんでしょうけども…
愛によって救われるってなっても
なーんかしっくりこない…
たしかに親の愛情を受けずに
かつバンドメンバーともめて等々
いろいろあったブライアンですが
恋人や妻に対する愛を
強く欲してた風に見えなかったので
最初の結婚がダメになったシーンとか
口頭じゃなくて
画でほしかったですね…
ですが絶妙に挟まれる音楽と
何より主演二人がよかった!
ビーチ・ボーイズ好きな方はぜひ!
しかしビル・ポーラッド監督の製作映画
『それでも世は明ける』で
ちょい役やった二人が主演と助演…
おもしろいですねw
ポール・ジアマッティは
こういう役やらせたら最高ですw
余談w
コソッと隠したアクセントカラー
でもいかがでしょ?
どうしてもトーンダウンしてつやっぽい雰囲気にしたいこのごろ
でも明るさ残したいなぁ…
そんなあなたに
耳にかけたときだけ出てくるハイライトカラーはいかがでしょ?
うん!
いいかんじです!
chest姫路
麻生