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兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ

年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』

仕事にまっすぐな欠落者~ナイトクローラー~ 考察&ネタバレ解説

いやぁぁぁついに!ついに観れた!

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去年の10月からアメリカで公開してて

ジェイク・ギレンホールがやばいという噂をきいて

ほんとに観たかった今作

やっとみれた

ナイトクローラー

監督
ダン・ギルロイ

出演
ジェイク・ギレンホール
レネ・ルッソ
ビル・パクストン
リズ・アーメッド

あらすじ
しがない盗みで食いつないでいるルイス・ブルーム
彼はある夜ナイトクローラー(報道パパラッチ)
という職業を知る
ナイトクローラーとして働き始めたルー
頭角を表し始めていく彼だが
次第に彼の行動はエスカレートしていき…

96点

もーたまらんです!
次第に主人公が狂っていくという類いの映画ではなく

もとから狂っている主人公が上り詰めていくために
狂った行動をしていく
常軌を逸した主人公の行動に

グイグイ引き込まれます

気持ちいいくらいの
クソ野郎です
ここまでくると逆に頑張れってなるので不思議

もう一種のサイコスリラーです

ですが主人公に共感できるので
ある意味悪のサクセスストーリーですね!

ということでネタバレ関係なく
この映画のよかったポイントをかきます
考察&ネタバレというかたちです
未鑑賞の方
鑑賞予定の方はみないでください

・主人公の狂った人間性が素敵

あらすじでもあげましたが主人公のルーはこそ泥です
しがない盗みで食いつないでいる
ただのこそ泥です

しかし彼は人一倍自尊心が強い
なので社会に適合できなかったんでしょう

僕はこういう人間だから
と自分の魅力を誰にでも語れる
プライドの塊です

自分は人とは違う
かならず輝ける瞬間が来る
誰でも口に出さずとも少しはあるだろう感情を
気持ちいいくらい代弁してくれるわけです

『僕はすごく勤勉で覚えも早いです
目的のためには努力も手段もといません』
さらっと言っちゃいます

そのプライドの塊
自分至上主義の彼が
自分が輝ける場所をみつけ
ついにはなんでもありの行動をとるわけです

すごく特殊な報道パパラッチという職業についたから
手段をとわずおかしくなるわけではなく
人のことをなんとも思っていない彼が
自分第一の彼が
天職をみつけ成り上がるために
事故現場の遺体を動かしたり
ライバル会社の車に細工して事故らせたり
強盗事件の現場に不法侵入して
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こんな距離でスクープ映像をとります

そしてより刺激的な画を撮るために
犯人の映像をとっていたにもかかわらず
警察にはふせて
勝手に追跡して
いい場所で警察に通報し
カーチェイスと容疑者死亡の瞬間をスクープします

そしてなんとパートナーを囮につかい
自分はその撃たれるシーンを撮影します
より刺激的な画をとるために

このあくまで成り上がるためにした行動
なのでルーには全く罪悪感がありません

この気持ちいいまでの狂いっぷりが
逆にすっきさせてくれます

・ルーにあてられておかしくなっていくニーナがいい

ルーは報道パパラッチとして映像を局にうります
その局のプロデューサーがこのニーナ

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かつてはリポーターとしても活躍した彼女
多分美人リポーターだったんでしょう

そこから制作側にまわった彼女ですが
どの局とも2年で退社している
いわば短期契約で契約期間で切られているわけなんです

そんな彼女今の局とも契約が切れる寸前
なのでなんとしても視聴率が欲しいわけなんですね

なので彼女はルーがもってきたショッキングな映像を全てながしちゃいます

☆カージャックに撃たれた被害者のドアップ
☆強盗にあった家族の遺体
☆強盗犯が射殺される瞬間

最初は部下たちに流していいか確認していた彼女
しかしルーと仕事をしていくうちに
おかしくなっちゃいます

撃たれて死んだルーのパートナーリック
彼の死に顔を撮ってきたルーに
『すばらしい』と声をかけたり

実は強盗じゃなくて麻薬がらみの事件だったと発覚したとき
『それは私のストーリーに反するの』
と部下にいってみたりして
事実をねじまげ報道したり

『ルーによって私たちは高みに連れていかれたの』

そういってる彼女が
静かにおかしくなっていく様が素敵

・報道のモラル!メディアリテラシーを問う

先にもあげましたが
ルーはバンバン不法侵入しちゃいます
もちろん罪悪感はありません

実際にアメリカの報道パパラッチが
ここまでのことをするのかどーなのかは知りませんが

やりすぎなんじゃないの?と思います

そして事実をねじまげてされる報道

ルーの狂った行動を観客に観せていく映画なのですが
こういった
報道されることがすべてなのか

自分自身で信じるものを選ぶべきなんじゃないのかという
しっかりした問いかけがよかった。

・新しい!追う!追う!追う!の三つ巴カーチェイスに興奮!

今作の見所のひとつ!
迫力のカーチェイスシーン!

ただのカーチェイスシーンと違うのは
主人公が追っているのが
犯人や宿敵とかではなく
犯罪現場であるということ

犯罪現場へ急行し一番のスクープをとらねばいけないため
警察や消防が現場を鎮圧しきる前に
もちろんライバル会社より早く
現場に行かなければいけないわけです

見えてるものを追ってるわけではないので
間に合うの?どーなの?というのが着いてみないと分かりません

この状況によってすごくはらはらドキドキします。

またラストのカーチェイスは
逃げる犯人
追う警察
スクープを追うルー達

この三つ巴によって斬新なカーチェイスでした

・なによりジェイク・ギレンホールがやばい!

そうなんです。
なにをいってもこれにつきます
ジェイク・ギレンホールがやばいんです

役作りのために
監督の指示ではなく自分の判断で
12キロの減量をします
すごいプロ根性

また主人公の生活に近づくために
夜中に起きて昼寝る生活をする
といった徹底ぶり

そしてできあがったジェイクさんがこちら
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怖すぎるやろw
演技の域こえてるw

これだけでサイコスリラーw

早口でまくしたてる演技やら…
もうほんとに怖い…
すごかった…

いやぁめちゃめちゃ長々かいてしまった…
ほんとにすごかったんですよ。
もうこれほんとにすごい映画でした。

絶対に観た方がいい一本です。
まだまだ書きたいことあるんですが
長々書きすぎたのでこの辺で。

まちがいない一本です!

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