兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ
年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』
上手すぎる女優たち~アクトレス 女たちの舞台~
うますぎます
アクトレス 女たちの舞台
監督
オリヴィエ・アサイアス
出演
ジュリエット・ビノシュ
クリステン・スチュワート
クロエ・グレース・モレッツ
ジョニー・フリン
あらすじ
ベテラン女優のマリアは
敏腕マネージャーのバレンティンと
日々の仕事をこなしている
自分がブレイクするきっかけを与えてくれた作家の死をきっかけに
断り続けていたリメイクの仕事を受ける
彼女が与えられた役は
かつて自分をスターダムに押し上げた若い美女ではなく
彼女に翻弄される中年の女性役だった…
75点
最初にいっておきます!
ほとんど舞台のシーンはありません!
バードマンとか
ブラックスワンみたいに
舞台のシーンと主人公の立ち位置が
リンクする映画ではありません!
またやってくれたな邦題め。。。
原題のままでええやん
舞台にたつというか…
自分の状況と
与えられた役とのリンクを
認められず
役を受け入れられない女優の葛藤みたいな?
そしてそれをささえ続けるマネージャーの苦悩みたいな?
だからシーンはマリアとヴァレンティンの
台本の読みあわせが主になってて
大きな展開もないので
好き嫌いは別れそう…
台本のセリフやら
キャラのセリフ
微妙なニュアンスの表情で
心の移り変わりとかを読み取るタイプの映画
好きです。
ただ山を登ったり
ただパーティーに出席したり
ただ台本を読み合わせたり
ただ役者と顔をあわせたり
その中の展開や台詞
そーいった中にキャラの微妙なへんかを
感じ取れるくらいに
ジュリエットビノシュと
クリステンスチュワートがうますぎる。
このお二人
二人の共感とかすれ違いとか
決してはっきりとした展開でかかれるわけじゃないけど
ちゃんと伝えれててすごい
なんでもないように見えるシーンに
心の動きとか隠されてる感じで…
おもいっきりちゃんとは分からんかったけど…
ただバカ笑いするシーン
お酒を飲むシーン
そんなシーンに釘付けになります
僕には想像つかない
役者さんの葛藤とか心情を
スイスの壮大な自然を舞台にかかれます
ラストシーンもはっきりとした答えはだされてません
マリアの表情で
これからマリアが生きていく姿を
自分達で感じとるみたいな…
淡々としてて静かに読み取る映画が好きな方にはおすすめです
chest麻生