兵庫県 姫路市 (神戸市) の美容師 chestの麻生こと明石のおすぎの時たま映画ネタバレブログ
年間劇場で200本以上映画を観たい映画美容師のブログ 自称『明石のおすぎ』
今回は安全運転でね~オン・ザ・ハイウェイ~
今回は安全運転でした。
オン・ザ・ハイウェイ
監督
スティーブン・ナイト
出演
トム・ハーディ
あらすじ
建設会社の現場監督として働くアイヴァン・ロック
妻と二人の子供に恵まれ
順風満帆な生活を送っていた
翌日にヨーロッパ最大級の建設工事を控え
いつものように帰路につこうとしていた
しかし彼のもとにある一本の電話がかかってきたことから
彼の人生は一変する
55点
煽り方に悪意を感じます。
全くもってサスペンスではありません。
リアルタイムで進行していくストーリー
車の中というワンシチュエーション
主人公と電話のみで進む展開
サスペンスっぽい要素満天ですが
全くもってサスペンスではありません。
〈以下ネタバレ含みます〉
まずアイヴァンがなぜ家族の約束を破り
かつ自分の仕事人生をかけた大仕事を捨ててまで
どこに向かうのかというのが
かなり冒頭で明かされます。
よって物語は
アイヴァンがいかにして失っていくのか?
失っていく男の心理
というところにフォーカスされていくのです。
ここのところ
電話のみで様々な策をこうじようとし
なんとかしようとするけど
結局全部失っていくという男を
一人で演じちゃうトム・ハーディがすごい
本当に電話の会話のみ
対面する相手が居ない中
自分の置かれた状況と
それに対する感情を
バストアップの画のみで表すとは…
相手が居ない分主人公の心理描写が伝わりやすいのか?
とか思ったけどとにかくすごいです。
電話の相手は馬鹿ばっかりでイライラします。
いや…これが正しい反応かもしれないです。
ただ…ロクデナシだった親父の二の舞にならないため
ロクデナシのロック一族の汚名をはらすため
ただ一度の過ちでできてしまった
好きでもない女のため出産後寄り添うため
頑固一徹車を走らせます。
うん。
どっちが正しいんだかわからん。
その上で何を失おうとも
どうなろうとも
自分の目的を達成する
決意を固めた男の86分
なわけですが
ごめんなさい。
退屈です。
すいません。
上にあげたポイントは非常によかったんですが
やっぱりストーリーとして
特に起伏がないんです。
家族に関しても
会社に関しても
最初から負け戦な訳で
しかも目的地に絶対早くつかな駄目やから
とか
この期をのがすともう後がないとか
そういうわけじゃないので
どうなるんやろ…という緊張はなく
こうなったら主人公はどう感じるんやろ?
という風になります。
そうなんです
別に出産に立ち会いたくて急ぐというわけでもないんです。
ただ…主人公の心理描写に突っ込んだ映画は
結構好きなので
良いかとは思ったんですが…
マジで車から降りない!w
マッドマックスまでとはいかなくても
何か外的なトラブルが欲しかった…
ただ淡々と主人公が一つずつ無くしていきます。
ワンシチュエーションという挑戦ゆえに
なぜここまで主人公がこだわって会いに行くのか?
子供を抱いたとき無くした主人公がなにかを得た
家族とどれだけ円満だったか
社会的地位がどれほどだったか
等々がはっきりわからないため
ちょっと厳しかったかな…
長々すいませんでした。